カテゴリー
仕事とはなんぞや 指南もどき

Hi Ho Silver Lining/ The Jeff Beck Group

Plugin Allianceさんのインスタで予告されてました通り、トゥルーピークリミッター“bx_limiter True Peak”が出ましたな!

TruePeakを監視できるリミッターも何個か持ってたんスけど、ストリーミング時代になってからできた物を持ってなかったかも🤔
なのでちょっと嬉しいス

旧ザク化してしまったリミッター達含む現行で2Mix制作やマスタリングで使ってたラインナップ
全く以って自分のせいなんスけど、CD世代の設計のものって、レベルを上げる用途に使ってしまうんス、配信用には使いにくい印象ないスか?

普段からAAX DSP版が出てるものをメインで使ってるんスけど
SonnoxさんのLimiter
FluxさんのElixir
Avidさん純正Pro Limiter
あとNative版しか出てないけど、iZotopeさんのOzone9なんかとかけ比べしてみました

bx_Limiter TPの雄姿どうすか?
操作子の色を変えられるので、目に優しいライム色に変更!

bx_Limiter TPの音の印象は、暴れの少ない音、安定感が素晴らしいス

基本的な動作はモード切替でモダンかクラシックの2種から選ぶだけみたいスね(多分アタックとリリースタイムの違いなんじゃないかなぁ)

今日はBPM150とBPM128の8ビートの2曲マスタリングに使ってみたんスけど、モードはクラシックの方が好みでした
モダンの方はドラムパートがミチミチに硬くなりました


嬉しいポイント
1)配信時代の設計ってことで、ゲインはマイナス方向まで攻められます
2)切り替え式スけどSHORT TERMとMOMENTARYとラウドネスメーターが見えてるし、試聴モードの切り替えができるのがとても便利ス
ミッドのみ、サイドのみ、Lのみ、Rのみ、左右入れ替えで試聴可能ス、ほんまに嬉しい
3)あとハイローのフィルターがついとりました
それと1ノブで低音側高音側のリミッターの効き目を緩める「ファンデーション」がついてたス
これテープレコーダーのバイアスみたいな感じでマイナス側にすると高音が抜け良くなり、プラス側にするとローが出てくれEQ的に使えました

だもんでこれ1個しかないからこれだけで配信用のマスタリングをやれって言われても、できるっちゃできる気がします

配信用マスタリングを想定したざっくりした使い方スけど、
1)メーターをモーメンタリーとストリーミングに
2)モードをクラシックに
3)チャンネルリンクを50%に、MIXを100に、DIMを0dbに
4)セイリングを結構ガバっと下げた状態でリリースを調整しながら歪みっぽっく聴こえないタイムを選ぶ
5)セイリングを-6dbくらいに戻して、メーターをみながらゲインつまみを荒めで調整
6)フィルターでローハイともに、音に影響のないところまでカット
7)他の曲と切り替えながら、ファンデーションで音質のバランスを調整
8)他の曲に比べて温度感が足りないと思ったらXLつまみ(サチュレーション)を上げつつDIMを下げる
9)暴れが欲しければチャンネルリンクの%を下げ、まとまり感が欲しい時は%を上げる
10)書き出す前に一旦MIXノブを60%位まで下げてみて、やりすぎてないかどうかを確認

そうそう、使ってて気になった点、、、、ってことでもないんスけど、Plugin Allianceさんのプラグインって立ち上げたらA.B.C.D.の4つの設定を行き来できるじゃないですか

今回「カラバリ」的なポップなプリセットから実用的なものまで、いくつかプリセットが搭載されてたんスけど、読み込むと毎回Aに読み込まれちゃうので、直前までAで調整してたパラメーターがパーになってしまった点のみ残念

現場からは以上ス