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仕事とはなんぞや 指南もどき

Heat Waves / Martha Reeves and the Vandellas

僕、個人的に

【レオ・フェンダーはイラチだったからこそ、あのシンクロナイズド・トレモロ・ユニットを完成できた】

的な伝記が好きなんス

レオ師匠の偉業で一番かっこいいのは、製品のネーミングの素晴らしさなんじゃないかな?って思ってて
なんせ楽器を始めようとした時に、想像が膨らみやすいような上がる名前になってますよね

そのころのアメリカに生まれてないので、どんな時代やったか?とかは想像でしかないんスけど、白人もアコギを弾いたったんでしょうかね?
そこそこ大きなガーデンパーティーで演奏したくなってもうたら、楽器屋さんに「アコースティックギターの音量を上げるには?」って尋ねますやんね?


「エレキギターを使って、アンプで増幅できますよ」って返ってきたらエレキギターを選びますやんね

ブロード【ブロードウエイ?に】キャスター【連れてってくれる者】みたいな感じ?
テレ【遠くに】キャスター【投げてくれる者】とか
ストラト【成層圏まで】キャスター【連れてってくれる者】

こんなん絶対買ってまいますやん!

レオ師匠、楽器がめちゃ売れになってしまっても安定供給できるように、ボディ、ネック、電装部品を3つの部門に分けて作れるようにしたったんやろなぁ

で、ネックなんかも、「スーパー泡洗浄」や「プラズマクラスター方式」「HEPAフィルター」みたいに、取説や説明文を読んだ人間だけが幸せになるネーミングじゃなく、

レオ師匠がネックに採用した名前は「デタッチャブル・ネック(取り外しできるネック)」
機能に名前をつけるんじゃなくて、部品(製品)の名前に機能が含まれてるんスよ
同じ感じの商品(部品)をちょっと思い出せんかったけど


「どのケースにも入るファンデーション」

みたいなイカツサを感じるんス

あと好きなのが「ピックガード」なんス
これすごない?
ピックアップを固定するプラ板ですやん?
この部品、普通の人間が名付けたら「ピックアップボード」とか「ピックアップ固定具」になるはずやのに、
レオ師匠はあくまで弾く人目線で名前を付けはるから「ピックガード」
ボディーが傷つきにくいように、この板でガードしてますとか、プロのギタリストのピッキングはえげつないのかも知れない、、、みたいな想像がかきたてられません?
これからギターをかき鳴らそう!強烈にピッキングしてもうたろ!な人のためピックガードが一気に必要な物になってる気がするんス
師匠天才じゃない?

ストラトのブリッジの逸話も有名ですやんね
「レオは一つの部品に複数の機能をつけるのが好きだった」みたいな伝記
ボディーをザグることで可能になったんスよね

裏からお好みの数のバネで半固定できる金属の部品
弦を通す穴の真上に6つの駒がバネとねじで固定されていて、オクターブの調整ができる
弦が駒から落ちしないよう深く溝が切られている
トレモロバーを挿す穴が開いており、バーを揺らすとブリッジ固定用のバネの張力でビブラート効果がある

な、一個の部品

で、この部品の名前も、「多機能弦通し」「エコブリッジ」みたいなただ名前がついてるだけじゃなくて、
レオ師匠はあくまでユーザー目線で、この部品があることでなにができるのか?を部品名にしたはりますな

「シンクロナイズド・トレモロ・ユニット」

メイン機能の「ブリッジ」すら、分かりきってるからかなぁ?部品名に使われてないってすごない?

なんの話や🤣

あ、この前褒められた僕の発明も見てもらおうかと思ったんやった!

ドラムキットの音作りって楽しいですやん?
曲にあったヘッド選び、チューニング、でミュート
シンバル選び、からのマイキング、プリ選びやら

褒められたのは「ミュート材」

シティーポップの復権以降、デッドな音の要望も一気に増えましたやん?

タオルでミュートしてたんですけど、タオルって自重で落ちよりません?

そこで登場したのが、からぶき用に買い置きしてる「ウエーブ」

軽いし、折りたたみ方で面積を自在に変えられるし、起毛なのでミュート効果もタオルよりも強めなんスよね

そしてなにより!収録が終わりキットをはけた後は木屑の掃除に使えるんスよ!(どやぁ)

ま、これムーンジェルが足らなくなった時に、メンバーさんを待たせるのもあれやったんで、

「シンセウエーブ来てますし、ウエーブミュートいかがっスか?」

みたいなことを言いながらダメ元でタムに貼ったら

「一気に70’Sになったよ!さすが」

って言われただけなんスけどね、

さーせん、「さすが」じゃないんス
試すの10秒なので結果オーライなんスよ

現場からは以上っス❤


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