最近よく聞かせてもらう曲の雰囲気、なんていうんやろ?
Lo-Fi感があって、ゆったりしてるやつ
メロディーが乗っかると、R&BっちゃR&Bなんやろうけど
お尻が動くって意味でLo-Fi HipHopって呼称して、
制作のミーティングが円滑に進むようにしてます
そんな曲に合うようなドラムサンプルをまず用意することになるんやけど、プリセットだったり市販されてるサンプルを貼っつけると、そんな音は当然有名すぎるわけで、4小節くらい流したところで
「音がアイコニックになりがちじゃね?」
8小節くらい流すと、特定の周波数が気になりすぎたりで、アウトボードで加工することに、、、って、まず作業が中断してしまってますよね
たまらずドラムキットを設置してヘッドを選ぶことになるんスけど、マイクの本数を決めた辺りで、今度はチューニングに悩み出すんスよ
そうです『曲全編で同じ音とかオーセンティックすぎん?問題』ですよ
平行して
『ショットの収録だけでいいのか?問題』勃発で、曲を通して叩くことになりますやん?
普通に普通にビンテージ機材を使っていけば、気がつけば、1970年代でも録れたよね?
そうなんスよ、最早音楽なんてどこかの部分で、いつかの音楽を自覚無自覚にかかわらずリバイバルしてしまってるわけですけど、アナクロになるのはよくないってところは共通認識になってると思うんスよ
古い雰囲気を取り入れるのはいいんやけど、
ただ単に古臭く仕上げるまではいいとして、出版して冷静な耳で聞いちゃうとどんな印象を持つことになるんやろ?みたいな
新作アイデア出しにノルマがあるような大手ケーキ会社のパティシエさんから以前聞いた話なんスけど
「バレンタインフェア用にフランツ・ザッハー師匠のオリジナルレシピとされるレシピを取り寄せて、ザッハトルテを作ってみたんやけど、残念ながら今私がみんなに食べて欲しい味ではなかったよ」
小麦も砂糖も江戸時代と今では味が違うらしいスけどね
なんの話を書いてるかっていうと、音楽やケーキに限らず好き勝手に作るのは楽しいけど、選択肢も増えてくると収拾がつかんようになりますな
ましてアプリの自由度が高まって、あれ時短になってる?
操作してる時間やプリセットを選ぶ時間が年々増えてきてて完成までに悩むことが増えてない?
むしろ作品完成してる?
ってことですよ