音付き!コンプレッサーの世界〜安かったりバンドルされてくるやつ編〜
Vintage編はどないでしたか?
僕と同様、プラグインのルックスに気持ちを持っていかれ、処理に困ってる方も多かったんじゃないか?とニヤニヤしてます。
世界に数多あるプラグインコンプの世界、もうキノコ的にニョコニョコでてくる
プラグインコンプの世界!
の割に変化量が分かりにくいもんですけどなにか?的に
女子にはわかってもらえんでも、男子は頑張って小さい事言っていこうよ!
って思います。
さ、『今日からはじめよう!お父さんのための週末コンプ~最初からついてきたりしてるやつとか、安価なやつ編~』
はじめます。
歌がないとわからんなぁ…という反省から、今回歌入りで!
素材はNice to Meet youさんが頑張ってくれました。
僕もコーラスしたんやけどな。
なんしか想像がつきやすいように、若向きの速いやつを作りました。
で、うちによく来て下さるアプローチ(バンド風)で制作。
使用機材は
Drum : Structure Studio Kit
Bass : Moon黎明期のカスタム品って言っていいんかな?
からBassPodPro(EDENをチョイス)
Guitar:PRS最廉価版→AVALON VT737のDI→ELEVEN
歌:AKG414→Neve1073DPA
楽器類の選定理由は、速い曲だからですな。
ベースは弦高低いやつを選び、
ギターは…..これしかチューニング合うやつ持ってないんス。
歌は、彼女達は歌う時のみ声が小さいからサラっとしたタイプ、
普段は彼女達の歌録りにもVT737を使うんですが、今回はギターが挿さってたのでNeveという…かなり宅録ノリっていうか、まじでDEMOスタイルですな。
Nice to Meet you『舌根』
ゼッコンです(笑)
今日はシブガキ隊を聞きまくってたからというのもあります。
凄いッしょ?33秒でワンコーラス完結させてますねん。
対応表的に歌詞も用意しておきます
Amelo
優しさと勘違いの中で
単調な声色の訳聞かない
Bmelo
人から人へつないでく
意図的に且つ友愛的に
『死別』最早遠い未来へ
Hookきっかけ
愛悲しい
生々しく
Hookシンガロング/ハーフテンポ
(I’m always)made to cry by you!
笑うなら
Hook落とし
笑えばいい
笑えばいいです
Hookシンガロング
(I’m always)feel sorry by you!
夢ならば
Hookアウト
覚めないでいい
このままでいいです

セッション図です
普段の録音にちかい感じにするために
ドラムパートは8本のオーディオトラックに分けてみました(左はしの『青』見えるかな?)
バスドラ
スネア
タム+フロアタム
ハイハット+ライド
クラッシュ2枚+チャイナシンバルで2トラック
スネアにのみリバーブかけてます
ギターは8本に分けました
ベースは1本、普段より少なめス
歌は音域別に分けました。都合6本
コーラスは4本
で?お父さん達もコンプでどんな処理にしようか想像できましたか?
男子の永遠のテーマはレベルアップ!でしたな?
どんな状態の曲が来ようと、文句を言わんと最善の結果を出す努力が必要!
今回も『罠ポイント』沢山用意してますよん。
まず歌系から
●Amelo1行目「勘違い」の「か」はリズムから8分オフらせてます。
●きっかけだけにコンプ失敗して耳にくると悲しいですな。
●同様に2行目の「訳聞かない」
●そして難関がAmeloの歌にかけられたスペーシーすぎるエコーですな。
BPM250だもんで、コンプのリリースを誤るとグイグイきますな。
●そしてBmelo!ここがこの曲で一番レベルが入っているところです。
●歌の音域を低くして、激しいギターに歌がマスキングされやすいポイントというニクい演出つき!
ライブでも歌が聞こえなくなるポイントですな。
●Hookきっかけの「愛悲しい 生々しく」にもディエッサーはかけてません!歌詞は半濁音と歯擦音で作ってますよ!
レベルも入れてますよ!お父さん頑張れ!
●ちなみにこのきっかけからBPM230になります。
●Hookのシンガロングは、パンチなくしてます(サビとしてアカンけどね)
●Hook落とし部分はレベルが落ちてますよん!
●2回めのシンガロングは、コーラス4声になります。
ドラムは
●Bmelo「つないでく」「友愛的に」はフィルですね。
潰れやすいので気をつけましょう!
●「遠い未来へ」の部分は…何しても無理やと思いますした(笑)
●サビ部でリムがけ何回か外れた演出してますよん!
●ラストのスネア2発はフルショットしすぎて歪んでもて、逆にパンチない感じになってもた風にしてます。
ベースは
●モリモリした音になっとりますな。
●この状態で納品すると、確実にクレームがくるレベルですな。
●ローカットしたいところですが、今日はコンプの実験の日ッスからね!
ギターは…
●とりたてて…あ、サビ裏「made to cry by you!」からリードがなります。
●「feel sorry by you!」からリードが2本になります。
●アウトロ付近で右から嘘っぽいリード追加!喜んで!
では新しめのコンプのご紹介!します。
って、うちにあるのはこれだけでした。ビックリですね!…サーセン
ビンテージ編と同じくマスターフェーダーに挿してます。
レッツコンプ!

DIGIRACK Compressor/LimiterDyn3
万能品ですな。
設定は画像通りです。
KNEE、SIDE-CHAIN(KEY、LPF、HPF)ついてて超便利!
そうそう!各つまみの使い方をネットで調べてもわからないお父さんは、ご当地の焼き菓子送ってくれたらこっそり教えてあげます。
しかしながら負荷が低いし、最近の音楽でマスターにこれを挿しても、メンバーが納得するとは思えないッス(顔的にね)
設定通りの仕事をした!みたいな。
音の方はサラっと仕上がりますな。
ただ設定は…この実験の様に「音質は割と無視して、ギリギリまでレベルを叩く実験」だとBPMが速いぶんキツいですな。
頭を「2MIXを聞きやすくまとめる」に切り替えんと、僕には無理な気がしてました。
でもHook落としの「笑えばいい 笑えばいいです」のスネアとか、いい事もありますね!

設定は画面通りです。
オートリリースが売りッスね。
叩きの方もRatioを上方向に持っていけば、エキスパンダーになります。
ElectroとOptical、WarmとSmoothで微妙にキャラを使い分ける事ができますな。
ローがしまるし、今時MUSICのコンプだと思います。
ラスサビの『スネアうち損じ』も聞こえますし、この子は凄い子なんです。
この子を挿してからずっとAmeloのエコーがスペーシー過ぎると思いません?
だもんでWarmをSmoothに、リリースをオートにしてみました。

Focusrite d3 Compressor/Limiter
設定は画像通りです。
この子はKeyとオートモードが便利なんスよね。
でも普通にかけても楽しい子です。
VCAのシミュレーションって事で立ち上げた瞬間パツーンって言いますな。
VCAだけに戻りのカーブが反比例のグラフみたいやからやと思っています。
最近どこにお邪魔しても実機を見かけんのは、価格が理由やと思います!
Hookきっかけの「愛悲しい 生々しく」は左ギターに耳がいっちゃいますな。

設定は画面通りです。
エキスパンダーでアクセントを強調してコンプでまとめるという、バンドマンズプラグインやと思います。
Bmeloのギターの鳴りっぷりの良さ、ちゃんとサビで上がってくれる所とか
偉いなぁって思いました。

設定は画面通りです。(見えます?)
所謂ファイナルプロセッサだもんで、マルチバンドですな。
すんません…10年使ってますけど、まだあんまし使い方分からないという(泣)
使う時はほとんどプリセットです。
多分3バンドって?というのが僕には難しいんだと思います。
弟君のMASTER X5は男前やし5バンドですな。
エキスパンダー、コンプレッサー、最終段リミッターの3段攻めですな。
TARGETスライダーがらくちんです。
フラット、ハイ下げ、ハイ上げ、ミッド抜きの4種の音質カーブに近づけて、
1台でお客様を納得させる仕上がり!素晴らしい!
新製品のMD3は最強や!と思いました。またセールしてくれんかな…
あ、MASTER X3は今回のようなツメの甘い設定の場合でも、
派手な中にもメリハリを表現できるという素晴らしい子やと思います。

設定は画面通りです。
EQ付きのChannel Consoleもありますが、実験にはEQ使ったら駄目なんで!
プリセットにはAPI NEVE SSL EシリーズとGシリーズ、バスコンとかの設定がありますが、
つまみの動き(特にKNEE)が制限される点が嫌なもんで(それが特徴やねんけどな)、気がつけば普通に使用してしまいってます。
FILTER、次にEXPANDER/GATE、最終段にCOMP/LIMITERがきます。
KEY関係が楽しいので、1コ立ち上げたらどうにでもなる!って使い方をしてます。
実験ではフィルターで歌を検出、コンプに検知させたもんで、仕上がりがいまいち物足らないッスけどいい子なんス。

設定は画面通りです。
SSLのバスコンプのシミュレーションですな。
RATIO毎に音の傾向が違うのがおもしろなんですが、今回は2を選択。
最初のハットからヤル気まんまんって感じですな(笑)
歌が上がって聞こえますな。
録り音によっては若干ローが重たい印象も、他の子に比べて多めで発生するんですが、高級な音やと思います。
うちでは…主に各楽器をまとめたバスにやっぱりかけてしまいます。
普通ですんません。

設定は画面通りです。
簡単オペレート系ですな。
ちょっとだけローがすっきりしますな。
楽器用って事で、ギターか…ベースのフィルトラック、子音を強調させたい歌なんかに使ってます。

設定は画面通りです。
こちらは歌用らしいですね。
女子の性格まで優しいんちゃうか?と錯覚するほどの柔らかい音質ですな。
Ameloのドラムが悲しい事に…Bmeloで巻き返せたのはどういう?

設定は画面通りです。
この前紹介したので説明割愛。
なんか今日はSmack!の調子が悪かったのか、うまくまとまらんかったので(オレやオレや)偶数倍音を足したVer.です。

設定は画面通りです。(見えるんか?)
マルチバンドコンプですな。
こちらもいっぱいプリセットが入ってて、男子は大層気分が良いです。
触る所が多いのと、2dbかかってしまうと結構やっちゃった的な音になるやんちゃものです。
でも便利ですな。

設定は画面通りです。
所謂マキシマイザーらしいのですが、日本代理店に伺った所
「倍音を触ってる」らしいですよ。
バランスを変えずに音圧を!みたいなオーダー時に使ってます。
Bmelo「友愛的に」裏のドラムが潰れてない!てか素音よりもハッキリしてないスか?
この子は偉い子やと思います。

設定は画面通りです。
変わり種ですな。
アタックを強調できます。
今回この子には無理させてますから、最初のハイハットからヤル気まんまんですやん!
微妙に使うといい感じなんスよ?
普段は古い音源とかマスタリング済み音源に使うのが多いです。

設定は画面通りです。
こちらも超流行った実機のシミュレーションですな。
サスティーンを減らせる所が偉い!
どうでしたか?
コンプ楽しいな!以外でも
好きなコンプが見つかったり、
シミュレーションではなく実機を触ってみたくなった!
なんて思ってくださったら幸いです。
ただ、プラグインの超利点をあげるとしたら、割と完璧なオートメーション機能です。
EQはともかく普通の制作でコンプの設定が1曲まるまる同じなんて事ありえませんもんね?
もしくはコンソール風に、EQ動かしてコンプに楽させたりとか。
自分事ですが、コンプのニュアンスを調べるなんて事もしなくなっちゃった昨今、
やってて楽しかった実験でした。
ニュアンスを調べなくなった理由は…やっぱりニーズでしょうか?
こんな感じで最終で音圧をあげちゃうオーダーがある以上、保守的なMIXって言うんですか?
マスタリングで狙った音に持って行きやすいMIXを心がける様になったからやと思います。
リミッターはともかく、コンプレッサーは何故世界に誕生したのか?
このコンプ開発者は、何をかけながら開発したのか?
そんな事も考えてくれる機会になれたらメッサ嬉しいです。
あとオマケです。
歌ものは、歌にコンプ処理が引っ張られるもんなんです。
一番のリードパートやから当たり前なんですけどね。
格好よく仕上げて下さ~い!!!
ではまた!思いついたらなんか実験やります。
レッツコンプ!