音付き!コンプレッサーの実験~Vintage風味編~
みんなコンプ好きですか?
僕はコンプも好きですけど、コンブも好きです(失笑していいッスよ)
でもね、正直コンプレッサーの違いが音にどんな風に影響するんだろう?
僕にはわかりません。
なんて言うかプラフインコンプを全面に使いだしてからは…
フォトカプラかVCAか、そうじゃないのか?と、
「この子はローに甘め」とか「この子は全域に厳しめ」とかね、
ピーク検知の方法くらいの違いじゃないんかな?
そのくらいの認識です。
みんなも同じやと思いますけど、
なんて言うかコンプっていうたら、今うちでは悲しいかな100%プラグインコンプやし、
狙った音が頭の中にあってコンプを挿すという流れ上、
どのコンプを使っても…結果は同じにもっていくもんでしょ?
とかいいながら、
「コンプによる音の違いがいかほどのもんか?」
気になったままで過ごしていては男子諸君は生きてはいけないんス。
だもんで今日は、超クールなトラックを作って、コンプレッサーをマスターフェーダーに立ち上げてみました。
と宣いながらも…うちのPCに入ってるやつのみなもんで、
比較対象するにも記事にするにも…とっても心もとないんスけどね!
なんしか今日はビンテージ臭がする系を立ち上げてみました。
どうもね、あいつらのルックスに気持ちが引っ張られてるような気がするのですよね!
『今日から始める!親父のための週末宅録~コンプ編~』
はじまります。

素材1.BPM=150『だだ弾き』
ドラムはstructureのヴィンテージキットです。
ベースは’66のプレベ→BASS POD PRO(プリセット:MOTOWN)
ギターはPRSの一番安いSSH(PU:フロント)→AVALON VT737→digidesignEleven:アンプタイプVOX
リリースが見えやすい様にスプリングリバーブ入れてます。

素材2.BPM=130『間あり』
ドラムはstructureのヴィンテージキットです。
ベースは’66のプレベ→BASS POD PRO(プリセット:BRIT MAJOR)
ギターはPRSの一番安いSSH(PU:前半リア、後半フロント)→AVALON
VT737→digidesignEleven:アンプタイプ初期設定のやつ
リリースが見えやすい様にスプリングリバーブ入れてます。
って、プラグインコンプの聞き比べって念をおしとるにもかかわらず
「演奏がグダグダやがな…」とか言うやつ、確実におるね!

まずはルックスからは全くヴィンテージ臭がしないdigidesign標準品から
マスター用のプリセット『Brickwall』
目をつぶらされてね、
「さあ!どれがビンテージコンプでしょう?ノーヒントで正解したら100円!」って言われたら真剣になるけど、
「これビンテージなんだ」と言われたら僕は多分digi標準品でも「あ、やっぱビンテージ系はいいッスね!」とかコロっとだまされるッス。
実は曲自体にちょっとだけ意地悪(でもないか)してるんス。
『ダダ弾き』の方はフロア8分(金物系なし)スタートなもんで、ローからミッドスタート、後半からハイ成分が出てくるので、コンプをマスターに、しかもそのままの設定で強めにかけると違和感がでるんスよ。
『間あり』の方は、2小節目まではよくあるユニゾンフレーズなんスけど、間の部分に出てくるドラムフィルの解釈の仕方(コンプ設定な)が難しいんス。
2~4小節目まではギターとベースがテレコになってますんで、ピーク検知次第ではフワフワしてまうもんなんス。
7小節目2拍目のスネア2発を小さく叩いてるところも小さく罠です。
なんしか『間あり』の方は、主旋がない所を筆頭に、マスター強めにコンプをかけるのが難しい系の曲です。
さ!レッツビンテージ!
digiさんのコンプで素で5dbくらい叩かれてましたので、以下基本聴感は無視して(あかんがな)全員に5db叩いてもらいます(まずメーターの方式の違いという鬼門がありそうやけど)
ちなみに僕は今日触るコンプのほとんどのプラグインを1回も(多分)自分から選んで使った事がないんス。
理由は視覚よりも音で値を決めないといけないからっス(多分)
食わず嫌い的に苦手系なんス。

●BOMB FACTORY BF-2A
頑張ってる感が演出できますな。
ひいきしない感じがいいと思います。
右下にLIMITとCOMPの切り替えがあるんスけど、よくわからんかったです。
多分『歌』とか『ギター』とかいう単独のトラックにかけんとオレには判別無理!

●BOMB FACTORY BF-3A
実機だと増幅素子が石になったんスよね?そのぶんなんとなく音像にシマリがある気がしますな。
2Aとはつまみ位置が逆なので気をつけんとね!と思いました。

●BOMB FACTORY BF76
さっきまでの2機種は『音量』と『叩き量』のつまみでしたが、この子は『入力』と『出力』のつまみ構成に変わりました。
つまみが増えたぶん音作りにおける汎用性が高くなり、そのぶん変な音になりやすかったためでしょうな。
実機の人気の秘密がわかります。
また、アタックとリリースを触れるので、音符の長さを制御しやすいですな。
作例では-5dbとマスターには極端な設定ですのでキツいですけど、
フィル系があげられたりと、視覚(音の行方を追う)に近いセッティングができるって事でしょうな。
僕個人の事で書かせてもらうと、この子を使うと耳がキュっと引っ張られる感じを受けるんスよね。
有名ですけど、レシオつまみを4つとも押し込むとワシャワシャなります。
実機の1176は増幅素子がFETという事でしたな。
当時から真空管っぽいニュアンスを出したい!とかいう考え方あったんスかね?

●BOMB FACTORY MC77
さっきの黒い子のコピー品のさらにプラグイン化ですな。
実機の方にもサイドチェイン端子があるんスよ!偉いな。
こちらも4つ押しできます。
マスターに挿す時の『4つ押し』に関しては、BF76よか使いや手がありそうですな。
ここまでのコンプ4種で、僕なりの注目点は、
ダダ弾きの方、3拍子になってベースがオクターブあがった辺りからのボリュームのあがり方です。
BF76以外は上がってるんですよね。
だもんで一概にリリースタイムが短いからとか言えなくなったんス。
てか、1176のコピーのくせに!ちょっと違うやん!とか思ったス。

●BOMB FACTORY Fairchild660
実機は言わずと知れた超有名コンプですな。
入力値を決めて、叩く量を決めて、音の長さを決めるだけで最高!というふれこみの簡単コンプ
「悪かろうはずがない」的に、みなさん音量上げ目で使ってしまうのではないでしょうか?
TIME CONSTANTつまみに注目!
実機にはない7、8番って?
5、6番は中をジャンパ配線をいじって自分でセッティングするもんで、誰かのセッティングってこってすな。
ちなみに今日は気分で3番をチョイスしました

●BOMB FACTORY Fairchild670
おお!ステレオ仕様ですな!
ってこの記事上でここまでで登場してきたやつも実機はモノラルです。
2台購入、線つないでリンクさせたりせんでもいいって所がプラグインサマサマなんですな!
あ、Fairchild670には『LAT VERT』モードがあります。
LRだけじゃなくて、MS(センターと外側に分けて触れる)での作業ができるので、
逆相っぽい…気持ち良い風味も演出できますな。

●BOMB FACTORY Slightly Rude Compressor
BOMB FACTORYさんがエミュレート系ではなく、初めて自分で作ったコンプでしたっけ?
『ちょっと失礼なコンプ』というネーミングから、いろんな気持ちを伺えます。
注目は下部にある切り替えスイッチ『ちょっと』と『めっさ』が選べるところでしょうな。
アタックを長めにプッシュしてくれる感があるのと、何故だかシンバルも奇麗に伸びてますな。
ギターの音量は変わらんところが凄い!マジックや!と思いました。
スネアアタックに特徴が出ますな。
5dbでも苦しいですな。
でも1~2小節目でバスドラが聞こえるのは凄いと思います。
『失礼』の値を上げるとこんな事もできるみたいです。
ニュアンスが残るところは凄いですな。

●EVENTIDE OMNIPRESSOR
ブライアンメイ先生が使ってたというイメージだけで、うちでもそれ風の曲のギターソロにたま~に立ち上がる事があります。
OMNIPRESSORプラグインはモノトラックにしか立ち上がらないので(ですよね?)作例にはUltra-Channelさんを使用。
こっちの方が突然ビックリするような音が出ない分使いやすいですな!
左横にもう1発KneeつきのCOMPRESSORがいてます。
この子もリミットボタン(RMSからPEAK Limitに変わる)とディエッサー機能がついてて秀逸ですな。
コンプとは関係ないですけど(でもないか)右端にはトランス臭を醸し出すボタンがついてます。
EVENTIDEはきっとこういう『豪華セット』系が好きなんスよね?
ルックスから来る『分かりにくさ』から使うのを敬遠してましたが、画面を3分眺めてたらなんだかヤル気になってきました。
今度『豪華セット』のみしか使ってはいけない的な制約を設けてMIXしてみたいと思います。

●Drawmer ECLs
僕らの世代には「みんな大好きドローマー」「財布に優しいドローマー」「値段以上の仕事するドローマー」ッスよね?
所謂NewWave世代はガシガシ切れるGATEとDBXよかもうちょいジェントルにパコパコ潰れるコンプで
お腹いっぱいになれたもんスよね?(同意を求めてる)
AUTOモード、AUTOゲイン、後段リミッターには大変お世話になったもんス。
なんしか何も考えず使えた機材ってのがPUNK〜NEWWAVE世代に受けがよかったんでしょうな。
ECLsはエキスパンダーでダイナミクスを強調した後若干コンプでダイナミクスを潰すという、言葉で書くと「それってどうなん?」系なんスけど、実際は
轟音系のギターとかベースでも、ピッキング強調!そこからサスティーンは潰れてほしいみたいなパターンってあると思います。
そういう時の心の友なんでしょうな。

●Drawmer GCLs
ゲートで切った音にコンプかけれる偉い子です。
サイドチェーンでダッキングもできるので、歌のタイミングでギターを下げたりとか非常に便利
フィルターはお手軽にバンドパスできますねん。
しかしなんでしょう…Drawmerとかの80’sの機材をビンテージ呼ばわりされるとなんだかなぁ…。

●JOEMEEK SC2
へ〜…すっかり90’sのブランドやと思っとったのですが、カスタム系では歴史があるんですな。
つまみの数値表記がスパイラルタップ風の割に素直な音で歌ものにも行けますな。
この子にはSlopeという6段階のカチカチスイッチがついとりまして、実機によるとRATIOの事なんだそうですが、いまいち信じられん(笑)
ピーク検知の周波数も触ってるんちゃうん?と思い、いろんな波形(持続音)を入力してみたのですが、つかめませんでした。

な?2番って怪しくね?

●Digidesign Smack!
ビンテージ風味って事で(笑)
この子は出来る子です。大好きです!ほぼ毎日使ってます!(この位でいいッスか?w)
ポイントもいっぱいありまして、
通常は1176系の触り方をするみたいですが、僕みたいぢゃなく賢い人は
1)RATIOを1:1付近にしながらインプットとアウトプットを調整(サチリ感を出すんでしょうな)
2)欲しいRATIOまで持っていったらアタックとリリースを調整
3)その後サイドチェインEQとDISTORTION、HPFを触って1)から見直し。
やっとれっか~い!
その他NORMモード、WORMモード、OPTモードがあり…なんなんでしょ?
NORMはFET
WORMはFETでリリースのキャラクターをオプチカルっぽくしたはる様ですな。
OPTはそのまま光学式コンプレッサーのトロさですな。
注目場所は、『ダダ弾き』の方のスネア!周りの演奏の高低によって長さがすんごく変わるでしょ?
打ち込み系に命を与える機材っぽくて笑顔にならないッスか?
『間あり』の方は8ビートになって3小節目の罠スネアの表情ッスね。
音量の大小が距離感になってくれてる感が、ライン録り系にも奥行きを与えられる機材的ですばらしい。
で、次はWORMモード
『ダダ弾き』はバスドラは丸く、スネアはシャイシャイしてきますな。
『間あり』は幾分ワイルドになってしまいましたな。
で、OPTモード
あ、やっぱりLA-2A的ですな
このへんで飽きてきたので、結構な量のつまみを触らずにSmack!の実験はまた今度で。

●Softube FET COMP
新人さんッスね!
ルックスは25年前位のプリメインアンプの顔ッスけど、この子出来る子です。
サイドチェーンも充実、先読みコンプ機能もあったりで爆音系にも納得スね!
Softubeさんは歪み系を筆頭に全部音いいッスもんね!
この子もナイス歪み持ってます。
って、音もこの子が今日一番のまとまりを見せたんスけど!
ビンテージコンプの実験どうでしたか?
僕の超個人的な意見を言わせてもらうと、
やっぱりコンプにはビンテージも何もないんじゃないか?と思うんスよね。
通常ならコンプの前段後段に来るEQとか、サチらせ機や…単純にレベルの入れ方とかの頑張りも、
コンプサウンドの表情になってるわけでしょ?
今回の実験は無謀って言うか、制約が多かったッスもんね!
●EQの使用禁止
●音は無視してとにかく5db叩く
●アタック、リリース、レシオは極力触らないで、プラグインの初期設定で動いてもらう
しかも一番の聞かせどころの歌とかいうメインパートがないという…。
操作して欲しいからつまみがついてるわけで、はたまた曲に応じた設定ってのがあるんス。
それを触ってはいけないというのはガスコンロで言う所の「火力調節禁止!」みたいなもんなんス。
絵で言う所の「面相筆のみ使用許可!」みたいなもんス。
写真でいう所の「F5.6のみで撮れ!」
だもんで、他の楽器に伴うドラムサウンドの変化を中心にコメントさせてもらいました。
ベーシストはベースを追っかけて、
ギタリストはギターを追っかけて聞いて、音の変化が見えたなら幸いです。
今度時間がある時は新しい系を….あ、Focusriteの存在忘れてた….
またの機会に!